仙台女子初の美女レスラーとして、７月にデビューした岩田美香（１９）が６日、仙女の１２日・後楽園ホール、スターダムの１５日・同所で行われる団体対抗戦へ向け、意気込みを明かした。１２日は６対６の勝ち抜き戦、１５日は宝城カイリ戦に臨む岩田は、デビューからの１６戦で自力では未勝利ながら「仙女が１番だと思う。これまでは食らいついていければと思っていたけど、白星が欲しい」と大舞台への強い思いを口にした。

　スターダムで戦いたい相手はルックスと実力を兼ね備えた紫雷イオ、岩谷麻優、宝城の“３強”。「イオさんはきれいですごい。かっこいいし、動きも逸女。岩谷さんはかわいくて雰囲気が女性らしい。宝城さんはかわいらしくて魅力的」と持ち上げながら、「そっち（ビジュアル面）でも負けたくない。“美仙女”という看板をいただいてるので」と強気で言い放った。

　高校卒業後の４月に地元・福岡から仙女へ飛び込んだ期待のホープにとって、初の聖地・後楽園のリングだ。両軍の先鋒のみ公表された１２日は、先陣を切る同期・橋本千紘次第ながら、出番に備えて闘志を高める。対抗戦直前にあえて企画された福島県での両団体合同合宿では、練習内容の違いに驚きながらも「スタミナは仙女の方がある」と確信した。「上を目指したい」と言い切る１９歳が、大将・里村明衣子からの「気持ちの面では負けるな」というゲキを胸に刻んで出撃する。