東大卒会計士ボクサーが新人王戦へ決意
「ボクシング東日本新人王ミニマム級、準々決勝4回戦」(7日、後楽園ホール)
東大卒で公認会計士の柏野晃平(川崎新田)が2日、川崎市内で初登場する新人王予選を前に決意を述べた。
就職先の会計士事務所を1月に退社し、5月に会計し事務所を設立。「自分のペースでボクシングに集中できるように」するための決断でもあったが「忙しいので練習時間は十分ではないです」と、想定外の忙しさとの闘いでもある。
ただ、限られた時間の中で工夫はしており「最大限の準備はできたと思う。(会計士とボクサーと)両方本気でやって、どこまでできるか実験のつもりでもある」と負けず嫌いのところを見せた。
2勝(1KO)無敗のサウスポー・柏野の対戦相手は、佐宗緋月(コーエイ工業小田原)。4勝1敗の右ボクサーファイターで、柏野は「2回戦を会場で見ました。スピードがあっていい選手。20歳と若くて勢いもある。僕とかみ合うと思います。テクニックとパワーで対抗したい」と話した。