向井9回TKO負け…現役続行は宣言

 「WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(15日、ナコンラチャシマ)

 王者のシーサケット・ソールンビサイ(26)=タイ=に挑戦した同級15位の向井寛史(27)=六島=は、9回TKOで敗れた。シーサケットは初防衛。2度目の世界挑戦となった向井は序盤から押し込まれてパンチを浴び続ける一方的な展開となり、9回にタオルが投げ込まれた。

 9回、ロープに詰められて強打を浴びせられたところで、敗北を告げるタオルが投げ入れられた。「完敗です。1回と5回のインターバルしか記憶になくて、どういうボクシングをしたか全然覚えてない」と向井。記憶をなくすほどの壮絶な殴り合いだった。

 1回から激しく攻勢に出てきたシーサケットに苦戦した。2回には左ストレートをもらってダウンを喫し、4回終了時点でジャッジ3人とも40‐35で王者を支持。逆転KO勝利を狙ったが、タフな王者は倒れなかった。

 11年12月のWBC世界フライ級王者ポンサクレック(タイ)戦は無念の1回負傷引き分け。2度目の世界挑戦も残念な結果に終わったが再起については力強く「はい!!」と即答。闘志は衰えていない。

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