TSUTAYAバイトの不適切投稿に思う…SNSの怖さ

 ちょっとした発言が炎上につながることもあるSNS。部屋から全世界につながっているが、気軽なため深く考えずに発信している人も多い。勤務先で見聞きしたことを発信することは、情報漏洩となることもある。先日、TSUTAYAのアルバイトが「名前から性癖まで暴露可能だ」とツイートで炎上した。ハイヒール・リンゴは「怖いのは自分の扱っている情報が実は大変なものだということに気付いていないこと」と語り、不用意すぎるSNS発信に警鐘を鳴らした。

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 TSUTAYAのバイトの不適切ツイートには震撼しました。大好きな防弾少年団(BTS)の悪口を客に言われたバイトが「名前から性癖まで暴露可能だ」と脅迫めいたツイートで炎上しました。

 人間って、見られたり聞かれたりしたらイヤなものってそれぞれ違うと思うんです。素顔だったり学歴だったり年収だったり家だったり、個人差があると思います。だけど、“性癖”に関しては誰もが100%イヤでしょう。

 後輩のある芸人と新幹線で会ったら、めちゃくちゃ機嫌が悪かった。後で理由を聞いたらWi-Fiがブツブツ途切れて、パソコンにHな作品を落とそうとしたのに上手くできなかったって(笑)。娘さんがいるから家ではやれないから、新幹線の移動中が数少ないチャンスなんだそう。

 別の芸人は、Hな作品は全部「ロッキー」ってタイトルにしてカモフラージュしていた。でもシリーズ14までなったらしく、「ロッキーってそんなに戦ってた?」と奥さんに怪しまれたとか。やはりそうしたものは隠すというか、みんな苦労しているんですね。

 借りたDVDで性癖がわかるというのは、実はものすごい個人情報ですよね。その情報の鍵を、簡単にバイトに渡しているという現状に正直びっくりしました。だけどTSUTAYAがスゴいなと思ったのは、この人を辞めさせるんじゃなく、教育し直すって言っていること。「問題を起こした子は辞めさせました。すみません」じゃなくて、啓蒙教育で再発防止するそうです。

 不適切ツイートした人も、あれほど大騒ぎになるとか、ここまで自分が特定されるとは思っていなかったんじゃないでしょうか。それはそれでかわいそうと思います。これ以後の生活設計は大きく変わってしまうでしょうから。

 怖いのは、不適切ツイートした人が、自分の扱っている情報が実は大変なものだということに気付いていないこと。さらに、そんなことをしたら自分がどうなってしまうかにも考えが及んでいない。SNSって自分の部屋のPCやスマホから世界中につながっているのに。一回放たれたら回収なんてできないのに。簡単に考えすぎている。私なんかは、必要以上に怖がっている部分があるのかもしれませんが。

 私がツイッターをあえてしないのは、酔っ払ってつぶやいたらえらいことになるのがわかっているから。ほんと怖い(笑)。

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