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元阪神マートン氏はカブスでマルチ業務 二刀流・大谷を絶賛、矢野虎にエール

 スタンドで選手の動きをチェックするマートン氏。右は阪神時代
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 阪神ファンが「神のお告げ」と聞けば苦い思い出しかないかもしれない。1997年に来日したが「神のお告げ」を理由にわずか7試合で引退したマイク・グリーンウェルのことが真っ先に思い浮かぶ。だが「神のお告げ」で2010年に来日したマット・マートン氏は6年間在籍し好成績を残した。1年目にはシーズン214安打を放ち、イチローの記録を塗り替えた優良助っ人だった。

 マートン氏は帰国後、米国内でプレーしたものの2017年に現役を引退。18年からはシカゴ・カブスの競技運営部門補佐に就いた。英語名ではベースボール・オペレーション・アシスタントという肩書だが、具体的にはドラフト会議で指名するアマ選手の調査、そしてカブスや対戦相手のデータ分析を行っている。グラウンドで打撃指導も行うマルチな仕事だ。

 「グラウンドの外から野球を見るのは不慣れで難しかったが少しずつ慣れてきた。仕事の中で多く時間を割いているのがミーティング、データの分析、そしてスタンドから選手の動きを見ること。技術以上に選手の性格やハートまで分析するように心がけている」と、阪神時代から変わらぬ屈託のない笑顔を交えて話した。

 37歳となった現在はテネシー州ナッシュビルに居を構え、現役時代ほどハードな移動ではないが、それでも年に50日ほど家族と離れて仕事に専念する。「可能性を数字だけで見るのではなく、人柄の上でどれだけ期待できるか予想するのがこの仕事のチャレンジでもあり、楽しみでもある」とやりがいを感じている。

 18年のMLBを二刀流で席巻した大谷は新人王を獲得したが、この活躍を「みんなが想像していたものをはるかに超えたね。彼の努力と天才ぶりの成果だと思う」と称賛したほか、矢野新監督で臨む古巣・阪神についても「思い通りいかないシーズンはどの球団にもある。これだけファンに支えられている球団はそうそうない。私もいいシーズンになることを祈っているよ」と期待していた。(デイリースポーツ特約記者・トレバー・レイチュラ)

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