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元巨人助っ人グラッデン氏 今はラジオ解説者で活躍 94年日本一に貢献&大乱闘

 巨人時代の思い出を語るグラッデン氏(撮影・小林信行)
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 「一番の思い出は西武に勝った日本シリーズですね。優勝パレードで見た光景は今も鮮明に覚えていますよ」。米大リーグ、ツインズ対エンゼルスの試合前。カリフォニア州アナハイムにあるエンゼルスタジアムの三塁側ベンチでそう懐かしむのは、94年に来日し、巨人の日本一に貢献したダン・グラッデンさん(60)だ。

 現在はツインズ専属のラジオ解説者として活躍。「今年で18年目になります」と誇らしげに話す。

 「ミスター・ナガシマが監督でマツイともプレーしました。オチアイが初のFA選手としてチームにやってきて、外野にオガタ、捕手のムラタ、先発のサイトウ、メジャーでもやれる力をもった選手がたくさんいました」

 24年前の記憶。もちろん、いいことばかりではない。94年5月11日、神宮球場で行われたヤクルト戦。投手西村が投じた顔の近くへのボールに怒りを爆発させた。捕手中西にパンチを繰り出し、大乱闘に発展した。

 日本プロ野球史に残る“名場面”の一つ。その乱闘で退場処分を受けただけでなく、指も骨折した。「Fワードを叫んでから殴りにいきました。でも後悔はしていません。悪いのは相手ですから」と言い切る。

 日本でプレーしたのは94年の1年限り。帰国後は古巣ツインズのスカウトに転身。95年の大リーグはストライキで打ち切られたため、代替選手として登録されたが、プレーする機会は巡ってこなかった。巡回コーチなどを歴任した後、01年にラジオ解説者の道へ進んだ。

 メジャーでも二刀流として認められつつあるエンゼルス・大谷が出場した試合も解説。「すごいパワー。平凡な外野フライと思った打球がフェンス近くまで伸びていく。あのパワーは本物ですよ。明日(13日)の登板が楽しみです」と話す。

 「毎日野球を見るのは本当に楽しい。子供の頃からずっと野球に関わってきた。心からベースボールを愛している。だから、この仕事を辞めようと思ったことは一度もないし、まだ引退の予定もないですよ」。

 7月で61歳。野球への情熱と、ブロンドの長髪は今も変わらない。(デイリースポーツ・小林信行)

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