「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディースクラシック」（２２日開幕、川奈ＧＣ富士Ｃ＝パー７１）

　キュンです！　国内女子ゴルフツアー、フジサンケイ・レディースで今季初Ｖを目指す女子ゴルフの小祝さくら（２４）だ。

　２１日、プロアマのスタート前に本戦に向け、黙々とパターの練習をする姿があった。前の組の選手よりも早くコースに姿を現し、練習に励んでいた。前週のＫＫＴ杯バンテリン・レディースは５位。パターの調子が上向きのようで、好調をキープして今季初Ｖを狙いたいところだろう。

　望遠レンズで練習場の彼女を追いかけた。黙々と淡々とパターを繰り返す。ラウンド中も感情を表に出さず黙々とプレーしている印象だが、ティーグラウンドやコース移動中に時折見せる笑顔に癒やされるファンも多いのではないだろうか。

　練習を終え、パターをゴルフバッグにしまい、日焼け止めクリームを塗り始めた。約５０メートルの距離はあっただろうか。こちらの望遠レンズに気付くと、カメラ目線でほほ笑んでくれた。「キュンです！」と、どこかの実況アナのように思わず叫びそうになった。撮影データを見ると、そのまま化粧品メーカーの宣伝ポスターに使えそうな“完成度”だ。厳しい世界に身を置きながらも、女性らしさを失わない強さも感じさせる。

　１日上限５０００人の有観客開催。大勢のギャラリーを魅了するゴルフと、「キュンです！」と叫びたくなる笑顔に注目だ。（デイリースポーツ・開出牧）