広島・田中広が4月29日のDeNA戦(マツダ)で存在感をアピールする好守を見せた。オースティンが放った左翼前へ抜けようかという打球を機敏な反応でキャッチ。崩れた体勢からよどみない動きで二塁・菊池涼へ送球し、一塁走者をアウトにした。華麗な守備にファンからも大きな拍手が送られた。
打撃の状態が上向かずスタメンを譲る試合が続く中、巻き返しを期す背番号2が見せた気迫の表情。チームが浮上するためにも選手会長の力は欠かせない。はつらつとフィールドを駆け巡る姿を誰もが待っている。(写真と文 デイリースポーツ・立川洋一郎)