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若トラ鍛える「個別練習」にあふれる“いい雰囲気”

「30本ノーエラーでラスト!」高代コーチの指令で必死にボールに食らいついた熊谷。30本目、痛恨のファンブルでグラウンドに転がったボールを前にご覧の表情。こうして若トラは鍛え抜かれるのです(撮影・坂部計介)
激しいノックを受ける熊谷。捕れるかかどうかのきわどい球に飛びつき、ギリギリ捕球に成功。どうだ!とばかりにグラブを高々と示すが、高代コーチから「やり直し!」と無情のかけ声が…。(撮影と文・坂部計介)
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 プロ野球キャンプも終盤となり、各球団では実戦を中心とした練習となり、23日からはオープン戦も始まった。

 安芸で阪神の2軍キャンプを取材しているが、必ずレンズを向けるのは、主な練習メニューの後に行われる「個別練習」だ。

 この日は練習試合の後、熊谷、陽川の二人が高代コーチのノックを受けていた。「ほら!しっかり追え!」「はい!」日が傾いたグラウンドに声が響く。週末とあって見学に来ていたファンも集まっている。

 かなりの本数の後、高代コーチが「ノーエラー30本で終了!」と2人に声をかけた。熊谷の「1本目いきます!」のかけ声で放たれた打球はかなりきわどいコースへ。熊谷が横っ飛びで捕球、グラブを高くつきだしてアピールしたが、コーチは無情にも「ダメ!やり直し!」と怒声を浴びせる。「捕球しても送球せんかったらアウトはとれんやないか!」。

 ファンからは「ナイスファイト!頑張れ!」の声が。2人の選手はユニホームを土で汚しながら29本の打球をクリア。残り1本、熊谷は捕球した球をファンブル、痛恨のミスに表情がゆがむ。しかし、すぐに「次、お願いします!」と立ち上がり、グラブを構えた。コーチは「ドンマイ!頑張れ!」とノックバットを振る。

 普段見せないような選手の表情や、泥だらけのユニホームを狙っての撮影だが、コーチ、選手、ファンが一体となったような雰囲気が心地良い。実はこれを楽しみに午後遅くにサブグラウンドに足を向けている。

 「有難うございました!」「お疲れ!」という声が聞こえたのは、かなり肌寒くなってからだった。(デイリースポーツ・坂部計介) 

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