【野球】ヤクルト育成2年目・広沢優 193センチ102キロの“ロマン右腕” 最速159キロ武器に支配下目指す剛腕の潜在能力は
デイリースポーツ記者が独自目線で注目した人物、スポーツなどを掘り下げる「クローズアップ」(随時掲載)。今回取り上げるのは、ヤクルトの無限の可能性を秘めた“ロマン右腕”-。育成2年目・広沢優投手(24)だ。193センチの巨漢から投じる最速は159キロ。無限の可能性を秘めた剛腕は、池山隆寛新監督(60)が就任した今年の1軍の浦添キャンプにも抜てきされた。未来の守護神候補の潜在能力を考察してみた。
◇ ◇
まさに未完の大器だと感じた。ブルペン投球もド迫力だ。193センチ、102キロの巨漢から放たれる剛速球は目を見張るものがある。育成右腕・広沢。最速159キロ。26年のヤクルトのキーマンになる可能性を秘めた剛腕だ。
日大三からJFE東日本を経て四国ILp・愛媛から2024年度の育成ドラフト2位で入団した。2年目を迎えた今年は昨季まで2軍監督を務め、今季から1軍で指揮を執る池山新監督に抜てきされ、1軍の浦添キャンプで潜在能力の一端を披露した。
右腕は自身のアピールポイントについて「スピードボールと変化球の落ちが得意。(変化球は)全部落ちる系です」。剛速球に加えてスライダー、チェンジアップ、フォークも大きな武器だ。「球速を伸ばしていきたいのはあるんですけど、まずはバッターを抑えること。まずはそこを、しっかりやってから球速も伸ばしていきたい」と現実を見据える。昨季は2軍投手コーチを務め、今季から1軍を担当する山本投手コーチは広沢について「(1軍で)真っすぐがどこまで通用するか。変化球のコントロールも悪くない。ファームでは抑えられていた」と高評価する。
1年目の昨年は「ケガしない体作りもしていた。去年は投げて1週間くらい空けていた」と山本コーチ。社会人出身の1年目とはいえ、25年は投げる体力を作ることに重点的に取り組む準備期間でもあった。広沢自身も「去年は、体力面の改善に取り組んだ。今年も体力を落とさずに1年やるのが課題」と口にする。
満を持して迎えた2年目の今年は、キャンプに加えてオープン戦でも1軍に帯同した。「支配下登録されて、1試合でも多くチームの勝利に貢献して中継ぎ陣の中でも一番いい成績を残したい」と目を輝かせて抱負を語る。ブルペン強化は昨季最下位で低迷からの脱出を目指すチームの懸案事項。右腕は将来のストッパー候補でもある。その一方で多くの課題を抱え、壁にぶつかっているが、逸材であることは間違いない。
池山監督は「(魅力は)スピードボール。150を超えるトレートを投げるので、それを生かして。あとはストライク率になってくると思う。相手バッターにしっかり勝負して、支配下を勝ち取ってほしいと思ってます」と期待を込める。池山監督と広沢。同監督は、現役時代に広沢克実との“イケトラ”コンビで活躍した。時を超え、往年の“名コンビ”が1軍で復活すれば、大いに話題を集めるかもしれない。(デイリースポーツ・伊藤玄門)
◆広沢 優(ひろさわ・ゆう)2001年4月27日生まれ、24歳。東京都出身。193センチ。102キロ。右投げ右打ち。投手。日大三、JFE東日本、四国ILp・愛媛を経て24年度育成ドラフト2位でヤクルト入団。日大三では2年夏に甲子園出場。昨季2軍公式戦では26試合で2勝2敗1セーブ、防御率3・76。





