【野球】阪神・佐藤輝明の本塁打キングを阻止するライバルは誰だ 村上宗隆、岡本和真がメジャー移籍で死角はあるのか

 昨季最終戦で元同僚のヤクルト・青柳晃洋投手から右翼席上段への40号2ランを放ち、大台到達で初の本塁打王獲得に花を添えた阪神・佐藤輝明内野手。同僚で2位の森下翔太外野手に17本差をつける独走キングとなったが、21、22年のヤクルト・村上宗隆内野手以来の2年連続本塁打王に向け、死角はあるのだろうか。

 今オフ、強力なライバルとなり得る存在だったヤクルト・村上と、巨人・岡本和真内野手が、ポスティングシステムを利用して米大リーグに移籍した。阪神では85、86年のバース以来となる2年連続戴冠に追い風が吹いているように映る。

 昨季、自己最多の23本塁打でリーグ2位となった森下。佐藤輝との17本差は埋めがたい数字にも見えるが、入団から10→16→23と着実に数字を伸ばしている。佐藤輝は5年目の昨季、自己最多の24本塁打から16本も上積みしており、右肩上がりの森下が同様の曲線を描くことは決して不可能とは言えない。

 強力なライバルとなりそうなのが、昨季リーグ4位の20本塁打を放った中日・細川成也外野手だ。現役ドラフトで中日に移籍した23年以降、24→23→20と3年連続20本塁打をマークしていることに加え、今季から本拠地のバンテリンドームにホームランウイングが新設される。右中間、左中間の最深部が6メートル縮まり、4・8メートルの高さを誇ったフェンスも1・2メートル低くなった3・6メートルになるとあって、本塁打数の大幅増が見込まれる。

 DeNAの筒香嘉智内野手も侮れない。日本球界復帰2年目の昨季は、細川と並ぶリーグ4位タイの20本塁打だったが、出場試合数は75試合だった。フル出場したと仮定した机上の計算では、シーズン38本塁打ペース。日本野球への慣れがさらに深まり、44本塁打、110打点で2冠に輝いた16年以来のタイトル獲得となっても不思議ではない。

 助っ人勢にも注目だ。昨季ともにセ・リーグの外国人選手では最多となる17本塁打を放った広島のサンドロ・ファビアン外野手と巨人のトレイ・キャベッジ外野手。さらに13本塁打だった中日のジェイソン・ボスラー外野手は、日本野球へのさらなる適応が見込まれる来日2年目シーズン。大幅アップとなっても驚きはしない。

 また、中日が獲得したミゲル・サノー内野手は、MLB通算164本塁打の実績を持つ。ツインズ時代の19年に自己最多の34本塁打を放ち、21年にも30本塁打。左膝の半月板を損傷した22年以降は目立った数字を残せていないが、196センチ、126キロの巨体から豪快なアーチが期待されている。

 レッドソックス時代の21年に25本塁打を放つなど、メジャー通算47本塁打の巨人の新助っ人、ボビー・ダルベック内野手も一発の魅力を秘めている。

 昨季は死球ゼロで本塁打王になった佐藤輝だが、阪神のリーグ連覇を阻むべく、相手チームが主砲の懐を昨年より厳しく突いてくることは容易に推測される。包囲網をかいくぐって2年連続の本塁打王となれるのか、それとも新たなキングが誕生するのか。(デイリースポーツ・鈴木健一)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

インサイド最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス