【野球】巨人・秋広の現在地 身長2メートル2センチの大型新人

 巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18)=二松学舎大付=が将来の主砲を目指し、2軍で奮闘している。春のキャンプでは紅白戦で7打数5安打と結果を出し、中盤に1軍昇格。1959年の王貞治以来となる、高卒新人の開幕スタメン入りが期待されたが、オープン戦で25打数5安打、打率・200とアピールできず開幕1軍メンバーから漏れた。

 3月20日の2軍開幕戦・ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)は「4番・一塁」でデビューも5打数無安打に終わった。以降も打撃は振るわず、5月には試合の入り方など基礎の部分を学ぶため3軍降格も経験。2軍では8月11日現在、56試合で打率・181、4本塁打、12打点の成績を残している。

 泥にまみれてレベルアップを目指す中、確かな成長も感じ取っている。春先は持ち味である長打が実戦でなかなか生まれなかったが「経験を積ませてもらって、本塁打だったり長打が出てきた」と秋広。7月31日のエキシビションマッチ・オリックス戦(京セラ)では途中出場し、右前打をマーク。久々の1軍舞台で躍動し、「いつかは1軍で出させてもらえるように頑張っていきたい」と再スタートを誓った。

 打撃や守備に独特の柔らかさを持つ18歳を高く評価している原監督は、オリックス戦後に「まだまだいろいろ勉強することがあると。まあよかったでしょう」と話した。指揮官の期待に応えるためにも、秋広はさらなる進化を目指していく。

 ぶ厚い選手層を誇るチーム内で1軍に食い込むためには相当な地力が必要だ。ルーキーイヤーから1、2、3軍を経験した秋広。さまざまな“栄養”を取り込み、大きく育っていく。(デイリースポーツ・山本航己)

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