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【芸能】他作品、共演者も巻き込む“人格者”綾野剛の情熱

 俳優・綾野剛(39)が1月29日に登壇した、映画「ヤクザと家族 The Family」の舞台あいさつを取材した。そこで綾野に“人格者”としての一面を垣間見た。

 イベントでは、1月26日に39歳の誕生日を迎えた綾野にサプライズが決行された。舞台袖に待機していたスタッフから「39GO」と花文字をあしらったバースデーフラワーを贈られると、申し訳なさそうに受け取り「素直にうれしいです」と感謝を口にした。

 その後、会場に集まったファン、オンラインで視聴しているファンに向けたメッセージを求められると、同日(1月29日)公開の「花束みたいな恋をした」「名も無き世界のエンドロール」のタイトルを挙げ、「いろんな作品と手と手を合わせて、皆さんのお心を華やかにできるような、疲弊を少しでも止められるようなエンターテインメントを、映画を届けたいと思っています。その思いをくんで劇場に来てくださり、本当に心から感謝申し上げます。いつか、皆さんに自分から会いに行きます。またお目にかかれる日を楽しみにしています」と呼びかけ、イベントの幕を下ろした。

 俳優が舞台あいさつ上で、他の作品をPRすることは珍しい。コロナ禍で苦境に立たされている映画業界が手を取り合うことの重要性、コロナ禍により心が疲れ切っている人たちに俳優として、エンターテインメントを供給していくことの責任、コロナ禍にも関わらず、劇場に足を運び、作品を鑑賞してくれる人たちへの感謝。これらを深く理解した上で、紡(つむ)ぎ出された言葉のように思えた。

 イベント終了後、綾野がエスコートし、他の出演者は退席。1人会場に残った綾野は、集まったファン、報道陣に向かって深々と何度も頭を下げ、会場をあとにした。

 同作で共演する俳優・市原隼人(34)は1月23日、綾野が撮影した自身の写真をインスタグラムのストーリーズにアップし、綾野に俳優としての人生を「救われた」と、感謝をつづっていた。

 「正直、役者として迷子になっていた。無我夢中になり何かを追いかけても遠くなっていく情熱と、人間臭さも無くぶつかる事から逃げていく色んな背中を見るたびに悲しさが増していた」と告白し、「綾野剛に逢って、そんな全てから救われた気がした」と続けた。

 「ほら、作品が出来上がる裏側は皆んな見れないでしょ。これ(『ヤクザと家族』)を見てる人には届いて欲しい。剛君の優しさや愛や強さを」と訴え、「鳥肌がたつ程、本気で馬鹿正直に向き合って下さり、子供の様に純粋に物作りを一緒に楽しめた事を心から感謝しています。そんな人が撮ってくれた写真。宝物です」と綾野への感謝を締めくくった。

 共演者から「救われた」とまで評され、慕われる綾野とは、一体どのような人物なのだろうか。俳優としての一面だけでなく、人間性そのものが秀でているに違いない。そんな“人格者”綾野の一片を、舞台あいさつに垣間見たように思えた。(デイリースポーツ・菊池雄也)

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