【野球】「母の日」もサポート…リーグ運営だけじゃない大学野球と企業の関係性

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大学野球も全国26連盟のほとんどで春季リーグ戦が延期や中止となっている。事態が停滞し続ける中、東京六大学野球連盟所属の部員を対象とした「母の日カーネーションプレゼント企画」は明るい話題となった。

 この企画は東京六大学野球リーグ戦を配信するメディア「BIG6.TV」のタイトルパートナーを17年から務める株式会社オープンハウスとのコラボで実現した。加盟校の選手に家族へ向けた思いを募集。集まったメッセージカードとともにカーネーションを、感謝を伝えたい相手へと届けた。

 今秋ドラフト上位候補で早大主将の早川隆久投手(4年・木更津総合)は、「ここまで来られたのはお母さんのお陰だと思っています。自分の夢に向かってずっと向き合えるのも、支えがあったからこそだと思います。これからもよろしくお願いします」と飾らない言葉で母への感謝を込めている。

 参加した部員は約750人で、10日までに配達されるように発送作業を済ませた。もともと母の日に組まれた試合を盛り上げようと発案されたもの。企画初期の段階で今春リーグ戦の延期が決まったが、感染リスク防止で実家に帰省できない部員や家族の応援の意味も込めて実施に踏み切った。

 同企画に携わったオープンハウスの担当者は、「ツイッターでもすでに(カーネーション)が届いたとの投稿があったと聞いています。逆にこういう状況だからこそ、いろいろな方々に喜んでいただけたのではないか」と反響を受け止めた。

 同社はプロ野球・ヤクルトのスポンサーを務めるなどスポーツ振興活動にも積極的だ。東京六大学野球リーグ戦への支援も4年目。「ただサポートするだけではなく、もっと深く取り組んでいきたい」という思いが今回の企画で形となった。

 東京六大学野球とともに屈指の大学屈指のリーグとして知られる東都大学野球連盟も、7社のオフィシャルスポンサーに支えられながらリーグ戦を運営している。1月19日には初の試みとしてキャリア支援勉強会を開催。スポンサー企業を中心に企業説明ブースが設けられた。

 東都大学野球連盟のアンケートによると、加盟校の4年生のうち61・3%が一般企業を希望しているという。春季リーグ戦の中止を受けて同連盟の瀬尾健太郎事務局長は「声をかけている」と各スポンサーに協力を求めながら、大学で競技引退の意向を持つ部員のために就職支援の対策を検討中だ。

 リーグ戦の運営のサポートだけにとどまらず、“選手ファースト”の支援を-。グラウンド外でのスポンサー活動が広がっていくことで、大学野球の発展へつながっていけばと願う。(デイリースポーツ・佐藤敬久)

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