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【競馬】今年もダービー馬不在の菊花賞 注目馬は?

 8月に入り、まさに夏競馬真っ盛りといった感じだが、秋の大舞台を目指す有力馬たちの動向も、徐々に伝えられるようになってきた。美浦トレセンにはオールカマー(9月22日・中山)から始動予定のウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が、7月末に帰厩した。中山金杯、中山記念、そして香港のクイーンエリザベス2世Cと、破竹の3連勝で今年前半はMVP級の大活躍。秋のパフォーマンス次第では、年度代表馬に選出される可能性も十分なだけに大いに注目したい。

 ところで、今年も菊花賞(10月20日・京都)でダービー馬の姿が見られない。12番人気の低評価を覆し、見事な快走劇で第86代ダービー馬に輝いたロジャーバローズ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)が、右前浅屈腱炎を発症し、引退が決まった。これで2015年のドゥラメンテから、16年マカヒキ、17年レイデオロ、18年ワグネリアンに次いで5年連続。距離適性を考慮して中距離路線を歩んだり、海外遠征に踏み切ったり、さまざまな選択肢が増えたことが要因(故障による引退、戦線離脱のケースもあるが)だとは思うが、さすがに5年連続ともなれば『ダービー馬に見向きもされない菊花賞』という印象が定着しないかと危惧してしまう。

 さらに今年は、神戸新聞杯(9月22日・阪神)に出走を予定している皐月賞馬サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)も、距離適性を考慮して中距離路線を歩むことが濃厚となっている。ちなみに、クラシックホース不在の菊花賞は、過去10年では10年(ビッグウィーク)、13年(エピファネイア)、15年(キタサンブラック)と3回あった。

 そうなると皐月賞2着、ダービー3着のヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)が、Vへの最有力候補に挙げられるのは間違いないだろう。2歳時に重賞を2勝してダービー5着で復活のきっかけをつかんだニシノデイジー(牡3歳、美浦・高木登厩舎)も上位争い。ラジオNIKKEI賞を制したブレイキングドーン(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)あたりも人気を集めそうだ。新興勢力では、5月に未勝利戦を勝ってから3連勝中のオセアグレイト(牡3歳、美浦・菊川正達厩舎)、プリンパルS3着後、函館、札幌で鮮やかな連勝を決めたヒシゲッコウ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)の勢いも侮れない。

 春にクラシック戦線で戦ってきた実績馬か、それとも夏の上がり馬が下克上を果たすのか-。クラシックホースは不在でも、淀の長丁場でホットなレースが見られることを期待したい。(デイリースポーツ・北島稔大)

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