【野球】巨人 5年ぶりVへ重要な先発6番手 宮本コーチも期待の3投手

 セ・リーグの貯金を独占し、首位を突っ走る巨人。5年ぶりのV奪回へ、着々と戦力の拡充を進める。救援陣は、豪腕の新外国人デラロサを後半戦開幕から投入。一方、先発陣は6枚目のいすが空いており、し烈な競争が始まっている。

 現在の先発ローテは10勝を挙げた山口に、不調ながら8勝で続いたエース菅野。さらに前半戦半ばで先発に転向し、4勝をマークする桜井が台頭。メルセデス、今村も安定した働きを見せる。

 巨人・宮本和知投手総合コーチは「今、ローテーションでは5人がしっかりしている」と語るが、一方で先発ローテ6人目を巡る競争も求める。

 有力候補として浮上するのは3人だ。まず1人目はドラフト1位の高橋。1年目ながら開幕ローテーション入りを果たし、3勝を挙げた。現在は2軍で調整中だが、メルセデス、今村に続く先発ローテ3人目の左腕として期待がかかる。

 夏場が大得意な男も候補に挙がる。ヤングマンだ。来日1年目の昨年7月は4戦3勝と獅子奮迅の活躍でチームのCS進出にも貢献。今季は開幕ローテーション入りを果たしたが、徐々に失速した。5月には5戦に登板し、一度も6回を投げきることができなかったが、同コーチは「ファームで調子が上がってきているよね」と夏場に期待する。

 最後の3人目は楽天からトレードで新加入した古川。まずは2軍戦で2試合の実戦を経た上での昇格を見据えるが、同コーチは「早く見てみたい」と23歳の新戦力に大きな期待を寄せる。

 同コーチは「その辺で1つの座を奪いあうでしょう」と期待。この3人のうち、誰がローテ6人目の座をつかみ取るのか。それとも新たな伏兵が現れるのか。原監督は「少し流動的にすることもあり得る」と話すが、チーム内の競争が激化すればするほど戦力の底上げが進み、5年ぶりの優勝にも近づいていくはずだ。(デイリースポーツ・島田敬将)

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