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【野球】大阪桐蔭は出ないけれど…実力校ひしめくセンバツの注目はここ!

 第91回選抜高校野球(3月23日開幕)の出場校が発表され、いよいよ球春の季節となった。昨年春連覇&春夏連覇を達成した大阪桐蔭は選出されなかった。選考後の会見で集客への影響について質問も出る中、同委員会は「秋季大会からチーム実力を重視」と説明。大会を盛り上げる話題のチーム、逸材に注目したい。

 名実とも優勝候補に挙げられるのは、星稜(石川)だろう。エース・奥川恭伸投手(2年)は最速150キロの直球が武器の右腕で、大船渡・佐々木朗希投手(2年)、横浜・及川雅貴投手(2年)、創志学園・西純矢(2年)らと共に高校「BIG4」と呼ばれる。昨年春、夏の甲子園に出場し、春は8強、夏はタイブレークの末に延長十三回で済美に惜敗した。昨秋の明治神宮大会は準優勝も、15回1/3を投げて、7安打1失点(自責点0)26三振、防御率0・00。同校はこれまでの甲子園最高成績が夏準V。今春は悲願の優勝へ一番近いところにいる。

 横浜(神奈川)は関東大会8強ながら、関東・東京の6校目に入った。選考委員会は153キロ左腕・及川の存在を挙げ、神奈川大会で東海大相模や慶応から2桁三振を奪った能力を評価。甲子園での実力発揮に期待がかかる。

 注目したいのは昨秋の大会で強豪校を撃破したチームだ。盛岡大付は岩手大会準決勝で“大谷二世”大船渡・佐々木を攻略するなど、東北大会準優勝。12試合90得点と攻撃力が高い。

 中国大会覇者の広陵(広島)は、同中国大会準決勝で創志学園のエース・西を7-0と打ち崩した。チーム打率・338と強力で、河野、石原、森の3本柱という投手陣の充実度は出場校でも屈指だろう。

 明治神宮大会決勝で星稜を破り頂点に立った札幌大谷(北海道)は甲子園初出場ながら、エース・西原健太投手(2年)が決勝で星稜を1失点完投。準決勝は太田流星投手(2年)が筑陽学園を八回まで無安打無失点に抑えるなど、昨秋のチーム防御率1・51と投手力が高い。チーム打率も・357と安定している。

 近畿大会準々決勝で大阪桐蔭を倒した智弁和歌山(和歌山)は中谷仁監督(39)が甲子園で初めて指揮する。自身も捕手として1996年春準優勝、97年夏に優勝し、プロでは阪神、楽天、巨人でプレーした。その監督から捕手のDNAをたたき込まれた秘蔵っ子がドラフト候補・東妻純平捕手(2年)。昨年春夏と甲子園に出場し、春は準優勝。あと一歩で届かなかった紫紺の優勝旗を取りに行く。チーム打率・372と猛打も健在だ。

 大阪大会決勝でライバル・大阪桐蔭を倒した履正社は、出場校中2位の11本塁打(1位は東邦の14本)と長打力が魅力。主砲・井上広大外野手(2年)が打線の中心。投手陣では最速145キロ左腕・清水が柱だ。

 21世紀枠にも注目だ。石岡一(茨城)は最速147キロの岩本大地投手を擁する。普通科のほか造園科、園芸科のある農業系高校は、昨夏準優勝した金足農をほうふつさせる。岩本が“第2の輝星”として旋風を起こす可能性も十分ある。

 ひと冬越えて、毎年新たなスターが誕生するセンバツ。今年も数々のドラマが生まれそうだ。(デイリースポーツ・中野裕美子)

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