【野球】“カタコト通訳”で人気の広島・クレート氏、11年目の目標は…

 鈴木、菊池、田中、丸、新井…、スター揃いのカープで、すっかり人気者の1人だ。キャンプ地、日南・天福球場には「くーちゃーん!」の大歓声が飛ぶ。昨年、お立ち台での“カタコト通訳”が評判を呼んだブルペン捕手兼通訳、ヘンディ・クレートさんのことだ。キャンプでは広島の猛練習をサポート。バティスタ、メヒア、フランスアの通訳として活躍している。

 オフは外国人選手と同じように母国・ドミニカ共和国で過ごしていたという。クレート通訳はサンタ夫人と2人の息子の4人家族。日本には単身赴任中で12、1月の2カ月間は家族と暮らすことができる大切な時間だ。長男・ジョルダン君は5歳、次男・ハシエル君は1歳6カ月。ショッピングモールのゲームセンターで遊んだり、「ゆっくり過ごすことができたよ」と、つかの間の休暇を満喫したようだ。

 母国に帰ると、必ず足を運ぶ場所がある。かつて在籍した「カープアカデミー」だ。そこではトレーニングだけでなく、球団の日本人スタッフと留学生が常駐しているため、日本語の復習もできる。だから「日本語も忘れないよ」とニッコリ。オフのカープ情報も、日本人の友人から送られてくる動画でチェックしていたという。

 クレート通訳は1月下旬に再来日。“11年目”のシーズンに向けて、新たな目標もできた。「今年はヒーローインタビューで、日本語をうまくしゃべりたい。たくさんお客さんがいて、プレッシャーがかかるけど、頑張るよ」。

 今年から2018年度カープファンクラブ「最高のコイの見つけ方。」の会員限定のホームページで「クレート通訳の最高のスペイン語の使い方」がスタート。今年もグラウンド内外で、大忙しの1年となりそうだ。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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