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【野球】選抜出場の注目スラッガー、瀬戸内・門叶直己の転機 投手から打者へ

 選抜注目のスラッガー、瀬戸内・門叶直己外野手
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 今春の選抜大会に、広島の瀬戸内が27年ぶりに出場する。今年で創部100年目。節目の年での出場に、学校関係者らは大きな喜びを感じている。

 注目は門叶直己外野手だ。183センチ、95キロという恵まれた体格のパワーヒッターで、高校通算21本塁打を記録している。彼が一躍、脚光を浴びることとなったのは、昨秋の中国大会で1試合4本塁打を放ってからだ。

 昨夏の甲子園にも出場した米子松蔭を相手に自慢のパワーがさくれつ。九回には1イニング2本のアーチを描き「あの4本のホームランで自信がついた」と力を込めた。

 けがの功名というべきだろうか。瀬戸内には投手として入学した。当時の最速は132キロで、変化球はカーブとフォークが武器だった。だが球威はあるものの制球力が足りず、捕手は捕球に手を焼いた。「ボールの重さとかに慣れることができずに痛めてしまいました」。6月に右肘を故障。約2カ月、投げられない時期があった。中学時代は学校の軟式野球部に所属しており、硬式球を手にしたのは高校に入ってから。それが故障の原因だった。

 「もともと打撃は良かったんです」と長谷川監督。パンチ力には秀でたものがあり、しかも右打者だった。将来のチームで主軸になるとの思いもあり、打者に専念させる決断を下した。門叶自身もチームメートの投球を見て投手としての限界を感じており、さらに「打つ方もかなり好きだった」。心機一転、打者として再スタートを切った。

 甲子園でもチームの4番として打席に立つ。1大会個人最多本塁打は、春夏を通じて昨夏に広陵・中村奨成捕手が記録した6本が最高だ。「自分の名前を覚えてもらえるように頑張りたい」。大きな魅力を秘めた長距離砲は、意気込んだ。(デイリースポーツ・市尻達拡)

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