DeNA・大和 内野でもゴールデングラブ賞獲る 広島・菊池と真っ向勝負だ

 快挙達成へ、名手に挑戦状を叩き付ける。阪神からFA移籍のDeNA・大和内野手(30)が21日、鹿児島県鹿屋市内の施設で自主トレを公開。新天地では二塁手として期待される中、5年連続受賞の広島・菊池涼介内野手(27)を抑えてのゴールデングラブ賞獲得を目標に掲げた。

 長い時間をかけて行う守備練習。一つ一つの打球を軽快に、正確にさばき「守備は、とにかく力を入れている。何一つ不安はないです」と言い切った。

 ラミレス監督は開幕から「2番・二塁」での起用を示唆。定位置確保の先に見据えるのは、卓越した守備職人に贈られる栄誉。ゴールデングラブ賞だ。

 自身は14年に外野手として同賞を受賞しているが「元々、内野手として(プロに)入った人間なので、1回でもいいから取りたい」と内野手での受賞に強いこだわりを持つ。

 内外野での同賞受賞となれば、セ・リーグでは巨人・高田繁(現DeNA・GM)以来、2人目の快挙。自らを新天地へ招いた人物が持つ記録挑戦へ、大和も「縁を感じますね」と笑顔をのぞかせた。

 快挙達成へ高い壁となるのが、広島・菊池の存在だが、大和の自信は揺るがない。「1年間出て、普通にやればいい勝負はできる。一つでも失策の数を減らすことで見方も変わってくる」と話した。

 守備練習では開き方の違う2種類のグラブを試し「なじんだ方を使う」と微妙な感覚も磨く。鉄壁の守備でチームを歓喜の瞬間に導いた時、大和が「名手」の称号を手にする。

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