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【スポーツ】比嘉のもう一つの敵 食生活改善

比嘉大吾
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 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が野木丈司トレーナー指導の下、食生活の厳しい見直しに取り組んでいる。

 「食べることが大好き」という比嘉は、毎試合10キロを超える減量との闘いがつきまとう。具志堅用高会長が「ガチマヤー(沖縄の方言で『何でも食べる人』『食いしん坊』の意)ですから」とあきれるほど。とはいえ22歳ならば旺盛な食欲が当たり前だろう。

 その上で見直しの筆頭にくるのは「間食」だ。野木トレーナーは「コーラのような甘い炭酸飲料や、お菓子は当然ダメですね」と大好物にダメ出し。ストレス解消のため、月に1日だけ、菓子類の解禁日をつくるそうだ。

 といって特別なメニューを用意するわけではない。「運動選手として、パフォーマンスの向上に必要な、ふさわしいものを食べること。普通の食事です」(野木トレーナー)。大事なのは食べ方だ。「全然かまずに食べる子だったので、よくかむことから教えました。隣で一緒にかんで、ゆっくり食べることを教えた」という。

 比嘉は野木トレーナーに全幅の信頼を置き、指導に従っている。「すべて任せてやってきている。自分は何に取り組んでやろうと考えたことはないですし、野木さんの指示したことは全部やらなきゃいけないと思っている。やり遂げたことが自信になります」と、師弟の絆は固い。

 10月20日、両国国技館でトマ・マソン(フランス)を7回TKOで下し、デビューからの連続KO勝利記録を「14」とし、元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史(帝拳)の持つ日本記録に王手を掛けた。

 「KO記録」は絶対の目標。もう一つ大きなターゲットとしていたWBA世界同級王者の井岡一翔(井岡)との統一戦は井岡の王座返上で絶望的となったが「統一戦でなくても、井岡選手とやりたい」と対戦を熱望した。

 フィジカルトレーニングで鍛え抜いた胸囲は98センチと、10階級も上のミドル級並みになった。減量はさらに苦しくなるがフライ級にこだわるのは井岡がいればこそ。「井岡さんに勝てればフライ級は十分かな」と言うだけに、井岡の動向は比嘉の転級にも影響しそうだ。(デイリースポーツ・津舟哲也)

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