【野球】広島・高橋昂、球児に負けじと奮闘 昨夏甲子園BIG4の一角

 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会が各地で開催されている。昨夏の甲子園で高校BIG4と評され、鳴り物入りでプロ入りした広島のドラフト2位・高橋昂也投手(18)=花咲徳栄=。球児に負けじと、日々奮闘している。

 プロ入り後、スタートから出遅れた。2月下旬に腰痛を発症。無念の離脱でリハビリ生活を余儀なくされた。長いリハビリ生活を経て6月10日のウエスタン・オリックス戦(マツダ)で公式戦初登板。吉田雄を三振に仕留めるなど1回を投げ、三者凡退に抑えた。

 待ちに待った登板。「やっと投げられたというのはよかった。でも打者との駆け引きや細かいコントロールができていなかった」と満足する気持ちはない。冷静に投球を振り返り、次回登板に向け反省点を口にした。

 高校時代は西武・今井(作新学院)、楽天・藤平(横浜)、ヤクルト・寺島(履正社)とともに「BIG4」として高校球界を盛り上げた。藤平が一番乗りで1軍デビューを果たしているが焦りはない。「特に気にはしていません。自分のやるべきことをしっかりやるだけ」。周囲に流されることなく、真っすぐ前を向いた。

 プロで結果を残すため、ツーシームやチェンジアップなど新たな球種の習得にも励む。「興味があり、投球の幅が広がればいいと思い取り組んでいます。起用ではないので習得に時間がかかると思いますが」と額に流れる汗をぬぐった。

 まだ18歳。今季は強化指定選手としてシーズン通して戦っていくための体力作りに励んでいる。チームの戦力となるために、力を蓄えていく。(デイリースポーツ・井上慎也)

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