無念4位で号泣の平野流佳、僅差銅メダル19歳山田琉聖が明かした秘話「琉佳君と同部屋だった」
ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハープパイプ、銅メダリストの山田琉聖(19)=チームJWSC=が15日、現地で会見を行った。金メダルの戸塚優斗(24)=ヨネックス、女子銅メダルの小野光希(21)=バートン=ともに、メダル獲得の喜びを語った。4位の平野流佳との競技後の秘話を明かした。
初の五輪舞台で銅メダル。山田は「嬉しい気持ち、(トリックを)決めきれなかった悔しい気持ちもあり、結構複雑な感情なんですけれども、今はやっぱり銅メダルを獲得することができて良かったと思います」と、静かに喜びを口にした。
日本勢4選手が出場した男子。北京五輪金メダルの平野歩夢は骨盤の一部骨折の苦境を乗り越え7位。平野流佳は最高難度の構成を披露しながら4位に終わり、競技後は悔しさで号泣し20分以上その場から動けなかった。
1点差で3位に入った山田は競技場で「ジャッジが自分の方に向いてくれたのかな。自分的には流佳君が一番かと思った」「声はかけられなかった。(選手村の)部屋が一緒で、流佳君と。これから何て声をかけようかという感じですね」と語っていた。
会見では、競技後の歩夢、流佳とのやり取りに関する質問が出た。
山田は「歩夢君は写真を撮るときにおめでとうって言っていただいたんですけれども、流佳君とは競技後すぐに話すことができなかった」と述懐。その上で「琉佳君と同部屋だったので、部屋に帰ってからなんて話そうかな、と思ってたんですけども、帰ったら流佳君がいつものように接してくれた。こっちもいつものように、今日どうだったよねみたいな話ができたと思います」と明かしていた。
戸塚は「歩夢君が出口のすぐ外にいて、おめでとうってハグしてくれました。流佳は少し離れたところでしゃがんで、悔しがっていました。自分のことのように悔しかったし、一緒にずっとやってきた仲だったので、一緒に表彰台立ちたかったという気持ちもありました」と振り返った。
そして戸塚は流佳とのやり取りを「その時は喋らなかったんですけど、ホテルに帰って、ゲームをしながら滑りの、ここがこうだからダメだったのかなとか、ここが良かったらもっと良かったのかなとか、いろいろな話をしました」と明かした。「流佳もこの悔しさを次につなげていくことが得意な選手だと思うし、バネにして絶対にもっとレベルを上げてくると思う。それに期待して、今後も一緒にやっていけたらなと思います」と語っていた。
