失格ウクライナ選手の訴えを棄却 ヘルメット巡り仲裁裁判所

 ウクライナ選手の失格問題について説明するスポーツ仲裁裁判所(CAS)のマシュー・リーブ事務総長=13日、ミラノ(ゲッティ=共同)
 スポーツ仲裁裁判所(CAS)の聞き取りを前に取材に応える五輪スケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ=13日、ミラノ(ロイター=共同)
 戦死した母国のアスリートたちの顔が描かれたスケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチのヘルメット=12日、イタリア・コルティナダンペッツォ(共同)
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 【ミラノ共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(27)による失格取り消しを求めた訴えを棄却した。戦争で亡くなったアスリートが描かれたヘルメットを着用し競技に臨むのは、表現に関するガイドラインに抵触すると国際オリンピック委員会(IOC)が判断していた。

 CASは、競技の場で選手が意見表明する権利を制限したガイドラインは「合理的かつ相応」だと指摘。記者会見や交流サイト(SNS)など表明の機会は他にあり、ヘラスケビッチの場合は4回にわたる練習の際にヘルメットを着用した点も考慮したと述べた。

 一方、ヘラスケビッチの追悼行為や、ウクライナ人や同国アスリートの戦争で生じた悲しみに「全面的に共感する」との考えも示した。

 ウクライナメディアによると、ヘラスケビッチは13日、ドイツ・ミュンヘンを訪れ、ウクライナのゼレンスキー大統領と面会し「ヘルメットに描かれている選手らがウクライナへの注目を集め、団結させている」と述べた。

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