失格のウクライナ選手が提訴 取り消し求め、戦死者ヘルメット

 失格処分を受け、ヘルメットを手に記者会見するスケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ=12日、イタリア・ミラノ(共同)
 失格決定を受け、ヘルメットを手に取材に応じるミラノ・コルティナ冬季五輪スケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ=12日、イタリア・コルティナダンペッツォ(共同)
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 【ミラノ共同】ミラノ・コルティナ冬季五輪のスケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(27)は12日、戦死者が描かれたヘルメットを着用しようとして失格とされた処分の取り消しを求め、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと明らかにした。ミラノで記者会見した。

 CASによると、ヘラスケビッチはIOCが失格としたのは過剰な反応だとして「取り返しのつかない損害を生む」と主張した。

 CASは五輪期間中の係争を処理するために臨時事務所をミラノに開設。訴えが起こされてから24時間以内に裁定を下すことも可能としている。提訴を受理したのは12日午後4時半(日本時間13日午前0時半)。

 IOCは、ロシアの攻撃で命を落とした母国のアスリートたちの顔を描いたヘルメットを着用して競技することが、選手の表現に関するガイドラインに抵触すると判断した。ヘラスケビッチは会見で「表現が何を意味するのか、よく分からない。笑うことだって表現だ」と述べ「解釈の余地が大きすぎる」と指摘した。

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