競歩・池田向希が不服申し立て ドーピング違反で4年間の資格停止処分に「名誉を回復するために必要なこと」

 陸上男子20キロ競歩で2021年東京五輪と22年世界選手権銀メダルの池田向希(26)=旭化成、写真=が28日、世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」からドーピング違反があったとして科された4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行った。同日、所属先を通じて発表した。当初から潔白を訴える池田は「多くの関係者の方に相談した結果、名誉を回復するために必要なことであると考えた」などとコメントした。

 池田は23年の血液検査で、血液データを蓄積した「生体パスポート」に照らし合わせて、ヘモグロビン等の数値に限度を超える変化が見られたという。24年6月にAIUから血液ドーピングの疑いがあるとの通知を受け、同11月に暫定的な資格停止処分が科された。不服を申し立てたが認められず、今年2月14日に処分が発表された。

 世界選手権東京大会の代表選考会となる2月16日の日本選手権20キロ競歩には出場できなかった。28年ロサンゼルス五輪出場も絶望的な状況となっている。

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