ノルディック複合に銅メダル授与 7年越しに困惑も「頑張ったことに形がついてうれしい」 19年世界選手権でドーピング認定

 19年に行われたノルディックスキー世界選手権の男子ノーマルヒル複合団体4位だった日本が銅メダルに繰り上がり、当時のメンバーだった渡部善斗(33)=北野建設=らが29日、都内でメダル授与式に出席した。

 3位のオーストリア選手1人のドーピング違反が6月に認定され、チームが失格となったため。6年も経過した理由に、国際スキー・スノーボード連盟のラッセ・オッテセン氏は「はじめにオーストリアのアンチドーピング機関で違反判決が出て、チームが2度抗議し、そこまでに2年。スポーツ仲裁裁判所でも時間を要した」と説明した。

 7年越しの勲章に渡部善は「あの時の試合どうだったっけ?という会話から始まった」と困惑しつつ、「ドーピングで結果が変わるのは本意ではないが、チームとして頑張ったことに形がついてうれしい」と喜びを語った。

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