アイホ娘、目標届かず6位に メダルの道閉ざされ笑顔が消えた最終戦

 「平昌五輪・アイスホッケー女子・5、6位決定戦、日本0-1スイス」(20日、関東ホッケーセンター)

 女子5、6位決定戦で世界ランク9位の日本は同6位で前回ソチ大会銅メダルのスイスに0-1で敗れ、6位で大会を終えた。日本は第1ピリオドの序盤にミスからGKと1対1のピンチを招いて先制点を献上。終盤の6人攻撃も実らなかった。98年長野、ソチの両大会はともに5戦全敗だったが、今大会は五輪初勝利を挙げるなど5戦で通算2勝3敗だった。

 世界最高峰GKシェリングの厚い壁が立ちはだかった。日本は1次リーグで1-3と敗れた前回3位のスイスにまたもシュート数で上回りながら、1点が遠かった。メダルの道が閉ざされ、全員で掲げ直した目標の5位に届かず、大沢主将は「勝てそうな試合を勝ちきれなかった」と振り返った。

 第1ピリオドの3分すぎに細山田がパックを処理できず、逆襲からGK藤本那との1対1を確実に決められた。1次リーグでも同様の流れで決められ、警戒していた形だっただけに「チームにとって痛かった」と山中監督。日本も反撃に出たが、計20本のシュートで1点も奪えなかった。

 今大会は南北合同チームのコリア戦を除き、4試合で4得点と攻撃の精度と決定力がやはり課題として残った。「格段に他国との差も縮まっているが、まだまだと感じさせられた5試合」と大沢は総括した。4年後の「スマイルジャパン」の躍進へ、五輪で取り組むべき目標が改めて明確になった。

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