アイホ娘 価値ある1勝 1次Lで惜敗したスウェーデンにリベンジ

 「平昌五輪・アイスホッケー女子・順位決定予備戦、スウェーデン1-2日本」(18日、関東ホッケーセンター)

 女子5~8位決定予備戦で世界ランク9位の日本は同5位のスウェーデンを延長の末、2-1で破り、前回ソチ大会銅メダルのスイスとの5、6位決定戦に進んだ。日本は第3ピリオドを1-1で終え、延長3分すぎに床亜矢可(23)=西武=が決勝点を入れた。

 日本が1次リーグ初戦で惜敗したスウェーデンに雪辱した。選手はコリア戦の五輪初勝利で見せることのなかった喜びを全身であらわに。決勝点を奪った床亜は「頭が真っ白になった」と、氷上で跳び上がってチームメートと抱き合った。

 平均身長で約5センチ、体重は約9キロ少ない体格差に気後れすることなく、運動量とスピードで勝負した。第1ピリオドの得点は相手GKへの妨害で認められず「幻のゴール」となった。

 第2ピリオドに小池がゴール前で押し込んで待望の先制点。ミスを突かれて追いつかれたものの、延長にDF床亜が遠めのシュートを決め、激闘に終止符を打った。

 前回のソチ五輪は5戦全敗。真価が問われた試合で北欧の強国を倒したことに価値がある。山中監督は格下のコリアからの1勝では「内容は評価してもらえない」と危機感を抱いていたが「やっと喜べる。やってきたことが証明できた」。延長の決勝点は日本アイスホッケー界の未来につながる大きな1点となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス