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真央さんが導いた宇野のスケート人生 5歳時に出会い「フィギュアやらない?」

 5歳のころ、スケートリンクで浅田真央さん(右)と写真に納まるフィギュアスケート男子の宇野昌磨
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 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・フリー」(17日、江陵アイスアリーナ)

 昨季の世界選手権2位でSP3位につけ、最後に演技した初出場の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が銀メダルを獲得した。

 なんて楽しそうに滑るんだろう。幼い頃に見たその軽やかな滑りが、宇野の人生を変えてくれた。5歳の時、初めていったスケートリンク。そこで“女神”に出会った。「かわいいね。フィギュアやらない」-。笑顔で声を掛けてくれたのは、浅田真央さん。のちに日本中を魅了するヒロインに誘われ、銀盤の世界に導かれた。

 「人生を変えてくれた人。僕が今、ここにいるのは、浅田選手のおかげ」

 成長するに従い気恥ずかしくなり、呼び方は「真央ちゃん」から、いつしか「浅田選手」になった。真央さんからは「成長して敬語になって寂しい」と言われたこともあったが、尊敬するスケーターだからこそ、気軽には接することができなくなった。真央さんが引退を発表してから行われた表彰祝賀会で、選手を代表して花束を渡した。「スケートを始めるきっかけを作ってくれてありがとう」。日頃は言えない言葉を、思いを伝えた。

 一緒に立つことはできなかった夢舞台。真央さんから教わったトリプルアクセルを後半に2本決め、し烈なメダル争いを制した。手にしたのは、真央さんが初めて五輪で取ったものと同じ銀メダル。胸に輝くその勲章を、宇野はちょっとだけ誇らしそうに掲げた。

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