羽生結弦が完全復活!111・68点でSPトップ「カミングバック」 宇野は3位

演技後、キスアンドクライで力強くガッツポーズする羽生結弦(中央)=江陵(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)

 右足の負傷から3カ月を経ての復帰戦で、66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(23)=ANA=は2本の4回転ジャンプを決め、111・68点とSPトップに立った。宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=も羽生結弦(23)=ANA=に続き、4回転ジャンプ2本を着氷させ、104・17点で3位だった。

 羽生は冒頭の4回転サルコー、続く3回転アクセル、4回転トーループ-3回転トーループをすべて成功させた。演技終了後は客席に向かって「ありがとうございました」と口を動かしたように読み取れた。「アメージング」とオーサーコーチに出迎えられると「カミングバック」と応じた。

 インタビューには「自分自身も疑問に思うエレメントもなくうれしく思っています」と応じ、「でも滑走順だとか、自分のサポートメンバーだとか、応援してくれるファンの方々、本当に自分は恵まれているなと思って滑っていた」とファンやスタッフへの感謝の思いをにじませた。

 復帰戦と連覇という2つの要素で重圧がかかっていたが、「僕はオリンピック知っていますし」と一言。続けて「大きいこと言うなと言われるかもしれないですけど、僕は元オリンピックチャンピオンなんですけど、リベンジしたい。チャンピオンなのにリベンジしたいはおかしいですけど、明日に向けてリベンジしたい」と強い思いを口にした。

 宇野は冒頭に4回転フリップを成功。スピン、ステップをはさみ、4回転トーループ-3回転トーループも降りた。最後の3回転アクセルも降りた。演技終了後には右腕を振り上げガッツポーズ。満足そうな表情を浮かべた。

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