カッラ金メダル1号に 前回の“銀”をよりいい色に変え「信じられない」

 「平昌五輪・女子距離複合」(10日、アルペンシア距離センター)

 クラシカル走法とフリー走法で半分ずつ滑る女子距離複合(15キロ)で、石田正子(37)=JR北海=は42分4秒1でトップと1分19秒2差の14位だった。石田は前半のクラシカルを15位で終え、後半フリーで順位を上げた。ハロッテ・カッラ(30)=スウェーデン=が40分44秒9で制し、今大会金メダル第1号となった。

 今大会最初の金メダルは30歳のカッラの手に渡った。スキー女子の距離複合で前回の「銀」をよりいい色に変えて「信じられない」と声を弾ませた。

 3連覇を狙ったビョルゲンと序盤から競り合いながら集団を引っ張った。勝負を決めたのは、残り約3キロ。「計算はしていなかった。とにかく前へ出ようと思った」とギアを上げて、ライバルを一気に突き放した。

 身長162センチと決して大柄ではないが、体全体を効率的に使う滑りで長年活躍する。金メダルは2010年バンクーバー五輪の10キロフリー、前回ソチ五輪の20キロリレーと合わせて3個目で、冬季五輪のスウェーデン女子では最多となった。最高の形で3度目の五輪を滑り出し「とてもいいスタートになった」と笑みが絶えなかった。

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