宇野V逸も独特の切り替え 序盤ジャンプのミスは「ジャンケンで負けたと考えた」

 エキシビションで演技する宇野昌磨=台北(共同)
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(27日、台北)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)SP1位の宇野昌磨は、フリー197・45点、合計297・94点で2位だった。逆転優勝を果たしたのはSP2位の金博洋(中国)。SP3位の田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=は169・63点の260・31点で4位に順位を下げたが、自己ベストを更新した。SP10位の無良崇人(26)=洋菓子のヒロタ=は、フリー148・75点の合計225・41点で12位だった。

 右手を突き上げて演技を終えた宇野は、充実の表情で崩れ落ちた。冒頭の4回転ループで回転不足の判定を受け、続く4回転フリップは転倒。しかしその後は立て直し、課題だった演技後半の4回転トーループもしっかり決めた。

 「前半2つのジャンプは失敗の可能性が高いジャンプなので、成功でも失敗でも忘れて後半に行こうと思っていた。切り替えができたのが良かったんじゃないかなと思う」と宇野。「ホッとした」と振り返り、2つのジャンプのミスは「ジャンケンで負けたと考えた」と独特の表現で気持ちを切り替えた。

 新しいゴールドの衣装に、髪はオールバックで臨んだが「言っていいのか分からないですけど…たぶん(五輪は)青で滑るので、この衣装は今回きりです」と暴露。髪型についても「気に入ってません」と苦笑いで話した。

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