19歳白井、鮮烈五輪デビュー!日本体操最年少金メダル

 「リオ五輪・体操男子団体・決勝」(8日、リオ五輪アリーナ)

 男子の団体総合決勝を行い、予選4位の日本(内村航平、加藤凌平、田中佑典、山室光史=ともにコナミスポーツ、白井健三=日体大)は合計274・094点で、04年アテネ五輪以来3大会ぶり7度目の金メダルを獲得した。

 やはりこの男は体操ニッポンの未来を担う男だ。あん馬、つり輪で出遅れたチームを、白井が一気に勢いづけた。跳馬で最終演技者で登場。自身の名が付くシライ/キムヒフンをピタリと決め、チーム最高の15・633点をマークし、追い上げムードを作り上げた。

 極めつけは、予選では失敗があった最終種目の床。「鉄棒で終わるストーリーを思い描いていたので、結構責任デカいところで回ってきたなと思った」と笑ったが、その強心臓は揺るがない。トップバッターを任されたが、最後のシライ(後方伸身宙返り4回ひねり)まで完遂し、金メダルを決定づけた。何度も拳を振り上げたあと、苦笑いで胸をさすった。「人生で一番心臓に悪い日だった。でも人生で一番幸せな日になりました」と、笑顔で振り返った。

 床と跳馬で圧倒的な力を披露する“ワンダーボーイ”は、内村から後継者としての期待をかけられている。ある時、つり輪の力技に悩んでいた白井に内村はある技をやってみせた。力を入れるバランスが重要な中水平。それは08年北京五輪前、当時のエース冨田洋之が、同じくつり輪に苦しんでいた内村に手本として示した技だった。「健三には日本一になってもらいたいし、世界一にもなってもらいたい。床と跳馬以外をどうするか。そこは僕が教えればいい」

 20年東京五輪では間違いなく中心になる存在。「北京、ロンドンと負けるのを見てきた。勝ったチームに自分がいられる幸せを感じる。今後の糧にしたい」。エースの系譜を受け継ぐ19歳が、鮮烈に五輪デビューを飾った。

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