中国に五輪初星!6度目で歴史の扉

 「ロンドン五輪・バレーボール女子・準々決勝、日本3-2中国」(7日、アールズコート)

 女子の準々決勝を行い、日本は北京五輪銅メダルの強豪中国をフルセットの末に3‐2で破り、1988年ソウル大会以来、24年ぶりのベスト4入りを決めた。9日の準決勝で28年ぶりのメダルを懸け、ロシア‐ブラジルの勝者と対戦する。日本女子が五輪で中国に勝ったのは、6試合目で初めて。

 これまでの五輪で5度対戦して一度も勝てなかった強敵の中国を打ち破り、24年ぶりの4強入りという歴史の扉を開いた。5月の五輪最終予選を勝ち抜いて以来、真鍋監督は「8月7日が勝負」と言い続けた。過去2大会でベスト8止まりだった日本が悲願のメダル獲得へ、難関だった準々決勝を突破した。

 木村と江畑の両エースがともに33点ずつを奪った。2‐2の最終第5セットはまさに総力戦だった。木村と江畑が強打やブロックで引っ張った。一度はマッチポイントを握られながら木村の強打で同点。そして控えセッターの中道のサーブで相手守備を崩し、2点を連取してゲームセット。

 就任以降、2010年の世界選手権で3位、昨年のW杯で4位と実績を重ねたものの、世界最終予選は大苦戦。立て直しのため、監督は「細かいバレーを」としつこい守備と高速攻撃にもう一度磨きをかけた。「壁を一つ乗り越えた。ただ、次はまた大きな険しい山が待っている。でも、怖いものはない」。4年間を費やしたお家芸復活への挑戦は、新たなステージに入った。

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