リオOA枠に広島・塩谷とG大阪・藤春

 日本サッカー協会は14日、リオデジャネイロ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表が活用する24歳以上のオーバーエージ(OA)枠にDF藤春廣輝(27)=G大阪、塩谷司(27)=広島が内定したと発表した。

 手倉森監督(48)は「リオデジャネイロオリンピックではタフさが求められます。そういう意味で2人ともタフですし、藤春選手はアップダウンの活動量、塩谷選手は対人の強さと高さを兼ね備えており、最終ラインの守備力と攻撃力を高めてくれることを期待しています。2人は間違いなくU-23年代の選手より経験があります。SAMURAI BLUE(日本代表)にはまだ定着しきれていませんが、これからの伸びしろがすごくある選手たちです。U-23日本代表のレベルを引き上げてくれると共に、2018年のロシア(W杯)を見据えているこのチームで、彼らも成長する可能性があると思います」と協会をコメントした。

 塩谷は「オーバーエイジ枠で選んでいただき光栄に思います。自分にできることをピッチ内外で全力で行い、日本の勝利のために戦います。応援をよろしくお願いいたします」とクラブを通じてコメント。

 OA枠は最大3人まで招集可能で、攻撃陣ではFW大久保嘉人(34)=川崎や興梠慎三(29)=浦和=らが候補に挙がっている。手倉森監督は「様子を見て、こちらが感じてあげるもの。俺もJリーグの監督だった」と話しており、優勝争いが佳境を迎えているJリーグ第1ステージの成績に配慮する考えを示している。

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