J1浦和社長「浦和は浦和で戦う」

筆頭株主の三菱自動車と日産自動車の業務提携から受ける影響について語る淵田社長=さいたまスタジアム
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 J1浦和の淵田敬三社長が14日、筆頭株主の三菱自動車が、横浜Mの筆頭株主である日産自動車の傘下に入り経営再建を目指すことについて、取材に応じた。浦和としては「自立した経営をしている」と明言。現在はJリーグ側の見解を待っている段階だが、「浦和レッズは浦和レッズ。赤のまましっかり(サッカーで)戦っていきます」と語った。

 この日は埼玉スタジアムでJ1新潟戦が行われた。スタジアム内を視察している社長には、サポーターから、心配する声以上に、「心配いらないよ」「俺たちがついているから大丈夫だ」と社長を勇気付ける声が相次いだという。

 Jリーグに対しては、今回の資本提携についての報告は済ませている。Jリーグ規約にはあるクラブが、別のクラブを支配できる株式を保有している者(個人、法人など)に、自分のクラブを支配できるだけの株式を保有させてはいけない、という項目がある。浦和の過半数の株式を持つ三菱自の株式34%を日産自が持つことが、この規約に抵触するのかどうか、Jリーグ側は、日産自と三菱自の業務提携の推移を見守るとしている。

 淵田社長は「解釈の(差がある)ところがあると思う。Jリーグとお互いに確認しながら前に進んでいきたい」と語るにとどめた。浦和としては「規約の考え方は1つの企業が2つのクラブをコントロールすることになったら困るということなので、ベースとしてそういうことになっているのか、なっていないのかを踏まえて検討していくということになっていくと思います」と見通しを語った。

 もしも三菱自が筆頭株主でなくなった場合、チームカラーやエンブレムなどの浦和らしさがどうなるのか、といった点が心配されていた。サポーターに対して、「安心してください。浦和レッズは守っていきます」と宣言したという淵田社長は「今の状況は、前に進めていける情報がない。しっかり頭に入れた上で進めていきたい」と語った。

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