浦和はドロー 三菱自動車ショック?
「J1、浦和0-0新潟」(14日、埼玉スタジアム2002)
筆頭株主・三菱自動車の燃費データ不正問題で、日産自動車と資本業務提携で基本合意した影響で注目されている首位の浦和は新潟と引き分けた。連勝は4で止まった。
前半20分、浦和はFW興梠がエリア内で倒されPKを得たが、興梠自ら蹴ったPKが新潟GK守田にセーブされた。この絶好機を逃した浦和は、90分通じて新潟の守備を崩しきれなかった。
新潟は守備時に5人を守備ラインに配置し、浦和の攻撃に対応した。FW山崎を中心にカウンターで浦和ゴールを再三、脅かしたが、こちらもゴールには至らなかった。
浦和は、筆頭株主の三菱自が横浜Mの筆頭株主である日産自動車傘下で経営再建を目指すことで合意。日産自が間接的に浦和にも影響を持つことが考えられ、同一のオーナーが複数のJクラブの経営に関わることを禁止するJリーグ規約に抵触する可能性が浮上している。ただ、現時点では浦和の株主構成が定まっていないこともあり、Jリーグ側は推移を見守る構えでいる。
浦和のペトロビッチ監督は試合前日の13日に「我々の試合を通して、難しい状況にある三菱自動車の方々が、勇気と前向きな気持ちを持ってもらえるような試合を見せたいと思っています」と語っていた。