遠藤“コロコロミドル”で先制点!
「アジア杯・1次L、日本4-0パレスチナ」(12日、ニューカッスル)
ハビエル・アギーレ監督率いるサッカー日本代表は12日、ニューカッスルスタジアムで1次リーグD組初戦・パレスチナ戦に臨み、4-0で完勝。前半8分にはMF遠藤保仁(G大阪)が日本代表のアジア杯最年長ゴールとなる先制点を決めた。
風速10メートルともいう強風での試合で、攻撃がつながらずにいた日本にリズムをもたらしたのがベテラン遠藤の判断だ。前半8分、左サイドのFW乾貴士(Eフランクフルト)からの横パスを敵陣中央で受けると、意表をつくグラウンダーのミドルシュート。右足から放たれたシュートはコロコロと転がり、ゴール左隅に吸い込まれた。
34歳11カ月の遠藤は、96年UAE大会での三浦知良(現・横浜FC)が記録した29歳9カ月でのアジア杯日本代表最年長ゴールを大きく更新。149試合で国際Aマッチ出場、日本最多記録保持者でもある遠藤がまたひとつ記録を塗りかえた。
ゴールについて、遠藤は「下がスリッピーだったので。蹴った瞬間、入るかなと思いましたけどね」と振り返った。チーム最年長の味な判断が、大会連覇に向けた大切な初戦で、日本に勢いをもたらした。