長谷川穂積が計量を一発クリア 

 対戦を前に冷静な表情の長谷川穂積(左)とカルロス・ルイス=神戸市の真正ジム
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 「ボクシング・10回戦」(11日、神戸市立中央体育館)

 元世界2階級王者の長谷川穂積(34)=真正=が再起2戦目となる57・6キロ契約10回戦に向けて10日、神戸市兵庫区の真正ジムで計量に臨み、リミットちょうどの57・6キロで一発クリアした。57・6キロは今回がプロ40戦目となる長谷川のこれまでで一番重いウエートとなる。対戦相手のWBO世界スーパーフェザー級5位のカルロス・ルイス(22)=メキシコ=は500グラムアンダーの57・1キロだった。

 5月に世界ランカーのオラシオ・ガルシア(メキシコ)を大差判定で下した長谷川は、7カ月ぶりのリングを前に「トレーニングしてきたことを出して、いい試合をしたい。そして最後は自分の手が挙がっていれば」と落ち着いた表情で話した。57・6キロに体重を増やしたことによる利点については「ない」と答えた。

 この試合を勝てば再び世界戦も見えてくるが、「明日勝てるのかも分からないので一生懸命戦うだけ。明日の試合に全力を注ぐ」と目の前の一戦に集中する。

 メキシコでも有名な長谷川の試合を4試合ほどビデオで見たことがあるというルイスは「ハセガワ選手に敬意を表します。テクニックのある試合を見せて勝ちたい」と必勝を誓った。

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