和気慎吾の世界前哨戦が正式発表
IBF世界スーパーバンタム級指名挑戦者決定戦(6月10日、後楽園ホール)の会見が6日、都内で行われ同級6位で、東洋太平洋同級王者の和気慎吾(27)=古口=と同級3位のマイク・タワッチャイ(30)=タイ=と対戦が正式に発表された。
勝てば年内にも王者カール・フランプトン(英国)に挑戦となる和気は「勝てば世界戦ができるところまで来た。きっちり勝って備えたい」と、トレードマークのリーゼントを決めて意気込みを語った。
タワッチャイは35勝(21KO)7敗1分。10年2月以降は12年に亀田大毅に判定負けした1敗したのみ。和気は「低い構えでやりづらそうだでけど、自分の距離で闘えば圧勝できる自信はある」と自信も見せた。
2月27日、5度目の東洋太平洋王座防衛戦を見事なアッパーで1回KO勝ちした。「いいイメージが残っている。練習でもいいアッパーが出せているし、ナチュラルに出せれば」と、フィニッシュのイメージもある。
昨年末には内定していたWBA&WBO同級統一王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)戦のキャンセルを巡り、一時古口会長との関係も悪化したが、関係は完全修復。雨降って地固まり、一回り大きくなった和気が世界をつかみに行く。
