元東洋王者・仲村正男がKOで再起

 「デイリー後援・ボクシング8回戦」(5日、住吉区民センター)

 元東洋太平洋スーパーフェザー級王者の仲村正男(渥美)が、3回2分28秒KOでパトムサック・シットサイトーン(タイ)を沈め、再起を飾った。

 立ち上がりは堅さが見えたが、3回に入ってようやく本来の強打がさく裂。左ボディーで2度倒してテンカウントを聞かせた。これで勝った19試合はすべてKO勝ち。戦績を22戦19勝(19KO)3敗とした。

 昨年7月に伊藤雅雪(伴流)に判定負け。12月には東洋太平洋ライト級1位のレイ・ラバオ(フィリピン)を迎えて再起戦に臨んだが、2回TKOで完敗した。痛恨の連敗となり、2014年は未勝利に終わった。「2連敗で落ち込んだ時期もあったけど、支えてくれた人たちのおかげでこうしてリングに立つことができた。感謝しています」と13年大みそか以来となる勝利の味をかみしめた。

 世界ランクを失い、標的としていたWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)への道は遠く険しくなった。それでも目指すことには変わりない。「世界の舞台で戦っていきたい。より一層努力していく」と確かな一歩を踏み出した。

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