イチロー、快挙後初打席で中前打

 ロッキーズ戦の7回、代打で中前打を放ち、メジャー通算3千安打まであと20としたマーリンズのイチロー=マイアミ(共同)
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 「マーリンズ5-1ロッキーズ」(17日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はロッキーズ戦の七回に代打で出場し、中前打。守備には就かず、1打数1安打で打率は・354。ピート・ローズの持つメジャー最多通算安打記録を超える日米通算4257安打を記録した後の最初の打席で快音を響かせ、メジャー通算2980安打。次なる偉業、メジャー3千安打まであと20本とした。

 先発を外れたイチローの出番は1点リードの七回1死走者なしの場面。地元ファンからイチローコールが起こる中、2番手右腕、ハーマンに対し、カウント2-2からの5球目、外角低めの138キロチェンジアップを鮮やかなラインドライブで中前へ弾き返した。後続の左翼線二塁打で快足を飛ばし、生還した。

 イチローは15日に敵地で行われたパドレス戦で“ローズ越え”の4257安打を記録。チームはサンディエゴから地元マイアミへ移動する機内でチームリーダーのプラドの音頭で乾杯し、その偉業を祝った。

 試合のなかった16日は休養日。戦いの場を本拠地マーリンズパークに移したこの日は、試合前のフィールドで4257安打を祝福するセレモニーが行われ、イチローが出席。場内アナウンスが「歴史的瞬間」と紹介した安打が二塁打だったことから、パドレス戦で実際に使用された二塁ベースをヒル球団編成本部長から贈られ、笑顔を見せた。

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