イチローのローズ超え、張本氏正当主張

試合前に入念にストレッチするイチロー(撮影・小林信行)
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 野球解説者の張本勲氏(75)が12日、レギュラー出演する「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナー「週刊御意見番」に出演し、米大リーグ・マーリンズに所属するイチロー外野手が日米通算4251本で目前に迫っているピート・ローズの持つメジャー最多通算安打記録(4256本)について語った。イチローが快挙を達成した際には「どうだ!アメリカ!と絶対に言いますからね!この番組で」と日本人の快挙を全力で祝福すると宣言した。

 この日は横浜やマリナーズで活躍した佐々木主浩氏も出演した。佐々木氏がアメリカでの論調は、イチローの記録は日米通算でのP・ローズ超えよりも、メジャー通算安打記録が2973本で、3000本に近づいていることを重視しているのではないかと推測。「3000本安打の方が盛り上がってますね。騒ぎたくないとアメリカの記者は思っていると思います」と語った。

 しかし、張本氏は「そりゃあ(アメリカ側の)へりくつよ」と反論。「3000本は(メジャーでは)何人もいますから」と過去29人が達成している3000本安打と、P・ローズの記録を日米通算であっても超えることは意味が違うと主張した。その上で「どうだ!アメリカ!と絶対に言いますからね!この番組で」とイチローの快挙を心待ちにしていた。

 (イチローの安打数は現地時間6月10日時点のもの)

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