イチ、球団のファインプレーで記録訂正

 「マーリンズ0-7ナショナルズ」(19日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がナショナルズ戦、八回の守備から右翼で途中出場。九回の打席は三塁失策から内野安打に訂正されて1打数1安打、メジャー通算2940安打とした。

 積極的に打って出た。0-7の九回1死一塁の打席。イチローが初球、外角高めの143キロ速球を三塁手の左へ弾き返した。ツーバウンドの打球。相手三塁手は逆シングルで捕球態勢に入ったが、ボールがグラブの縁に当たってポトリ。慌てて拾い直したが、イチローは楽々と一塁を駆け抜けた。

 ところが、公式記録は『失策』。試合はそのまま続行されたが、マーリンズ広報部が異議を唱えた。ローバック広報部長は「三塁手がもし捕球していたとしてもノーステップからのロングスローになり、送球は遅くなる。イチローの足ならセーフだと判断して公式記録員に映像の再確認を申し出ました」と説明。“ビデオ判定”の結果、記録は試合終了直後に訂正された。

 チームはここまで12試合を消化。イチローは8試合(先発1試合)に出場し、この日の1安打で打率を・455(11打数5安打)とした。

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