イチ、代打で1カ月ぶり打点も凡打に…

 「ロッキーズ10-5マーリンズ」(6日、デンバー)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は2-10の九回に代打で途中出場し、二ゴロ。1打数無安打で打率を・281とした。試合は、マーリンズが四回終了時に8点差をつけられる一方的な展開でチームの連勝は3で止まった。

 8点を追う九回無死三塁。代打で登場したイチローは、過去の対戦打率・500(10打数5安打)の中継ぎ右腕、ベタンコートに対し、5月6日以来となる打点こそ記録したが、快音を響かせることはできなかった。

 今季はここまで26試合にスタメンで、24試合に代打で出場。役割が変わってもヒットを打つ難しさはこれまでと同じ。チームを勝利に導く1本を放ったときの喜びや、逆に思うような結果が出なかったときの悔しさも変わることはない。

 しかし、この日、イチローが挙げた両者の間にある大きな違いは、試合後の『気持ち』だった。

 「“その1打席”のために朝から、もっと言えば、前の日のゲームが終わった時から僕は(準備を)やるわけですから、“その1打席”の結果によってムードが変わるよね、自分の中で。そりゃあ、(結果が)出なかった時は整理ができない」。

 日米通算4156本。メジャーで2878本ものヒットを打ってきた。その一方で無安打に終わった試合は数知れず。それでも「その日のことは試合後のロッカーで整理する」と言い続けてきたイチローだったが、“その1打席”にすべてが凝縮される代打には「(結果が出なかった時の)ダメージが大きい。整理ができないよね」。そうメンタル面の難しさを口にしながら「(この状況に)慣れるとしたら、失敗することを前提にして(打席に)立たないといけない」とまで言った。

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