イチロー、ベーブ・ルースに並んだ

ダイヤモンドバックス戦の5回、ベーブ・ルースと並ぶメジャー通算2873本目の安打を左前に放つマーリンズのイチロー=マイアミ(共同)
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 「マーリンズ2-3ダイヤモンドバックス」(18日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が「8番・中堅」で出場し、4打数2安打1四球。打率を・287とした。12戦ぶり今季6度目のマルチ安打でメジャー通算安打数を2873本とし、歴代42位のベーブ・ルースの記録に並んだ。

 「5番・中堅」で出場予定だったオズナが個人的理由で試合開始3時間前に球場を離れた。代役として2試合ぶりにスタメンで起用されたイチローは三回に先頭で左前打。右腕デラロサに対し、カウント1-2と追い込まれながら6球目、153キロ速球をライナーで弾き返した。打球はダイビングキャッチを試みた左翼手のグラブをかすめて落ちた。

 2点を追う五回2死走者なしの場面では左翼線安打。1ストライクからの2球目、142キロの外角低めチェンジアップをバットの先でとらえ、左翼線の内側ぎりぎりに落とした。

 同点の七回2死での打席は遊ゴロ。カウント1-1から153キロの外角低めツーシームを三遊間へ鋭く弾き返し快足を飛ばしたが、わずかに及ばなかった。

 2-2の延長十回2死走者なしの打席は二ゴロ。2番手右腕、ジーグラーに対し、1ボール2ストライクからの4球目、126キロのチェンジアップを打って出たが、二塁手正面のゴロ。同点の延長十三回の打席は四球。4番手右腕バーガスに対し、カウント3-1からの5球目、157キロの外角高め速球を見送って一塁へ歩いた。次打者で二盗を試みたが、ビデオ判定の結果、アウトとなった。

 チームは前日のブレーブス戦後に成績不振を理由にレドモンド監督とレアリー・ベンチコーチを解任。この日試合前に行われた記者会見でゼネラルマネジャー(GM)のダン・ジェニングス氏が新監督に就任することを発表した。マイナーも含め、コーチや監督経験のない人物を新監督とする異例の人事だった。ベンチコーチにはイチローのマリナーズ時代のコーチだったマイク・ゴフ氏が任命された。

 試合は、マーリンズが2点ビハインドの七回に追いつき、延長戦に持ち込んだが、延長十三回に不調のシシェックが勝ち越し点を許して4連敗。新監督の初陣を飾ることはできなかった。

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