明徳義塾、智弁との強豪対決に圧勝

4失点完投し、初戦突破した明徳義塾・岸(撮影・北野将市)
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 「全国高校野球・1回戦、明徳義塾10‐4智弁学園」(15日、甲子園)

 5年連続16度目出場の明徳義塾(高知)が16安打10得点の猛攻で3年ぶり17度目出場の智弁学園(奈良)を下し、2回戦進出を決めた。夏の甲子園初戦は初出場の1984年大会から16大会連続勝利となった。

 二回、2死二塁から7番・水野克哉捕手(3年)の右線適時三塁打など4安打で3点先制。1点差に迫られた四回、1番・高野航平外野手(3年)の中前適時打で4点目。七回には代打・田中秀政捕手(3年)の左越え3ランなど4点を加えて試合を決めた。

 1年夏から通算4度目の甲子園となる先発の岸潤一郎投手(3年)は4失点完投勝利。9安打を浴びながらも要所を締める投球で智弁学園の反撃を食い止めた。

 智弁学園は3点を追う三回、1番・大西涼太外野手(3年)の右前適時打など3安打で2点。2点ビハインドの六回には4番・吉岡郁弥内野手(3年)の適時二塁打で1点差に追い上げたが、七回から登板した2番手・浦中拓也投手(3年)が踏ん張り切れなかった。

 高校通算73本塁打で今秋ドラフト候補のスラッガー、智弁学園の3番・岡本和真内野手(3年)は4打数2安打1打点。同じくプロ注目の好投手、明徳義塾のエース岸との対戦は、第1打席が空振り三振、第2打席は左前適時打、第3打席が右前打、第4打席は空振り三振だった。七回2死からは3番手で登板し、八回に追加点を許して降板した。

 明徳義塾の馬淵史郎監督は「今大会、大逆転が多いのでリードしていても勝ってる気がしなかった」と智弁学園の反撃を警戒しながらの9イニングだったことを打ち明けた。

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