【ボート】九州はベテラン今村暢孝がV
「G1・九州地区選手権」(14日・大村ボート)
6号艇の今村暢孝(51)=福岡・59期・A1=が、2コースから差しを決めて1着。G1は03年5月芦屋以来6回目、九州地区選は1999年以来2回目、通算では61回目の優勝を飾った。人気の篠崎元志は2着で、3着に地元の下條雄太郎が入り、3連単は1万3270円だった。
マスターズ世代の今村がニュージェネレーションたちを一蹴した。6号艇の今村は前付けに動き2コースを奪取。進入は162・345。「Sは全速。冷静にターンしようと思ったらたまたま決まった」と1Mで流れ気味となった篠崎の懐に飛び込んだ今村が、一気に差し抜けた。
今節は予選で待機行動違反と不良航法を犯し、序盤からマイナス14点という厳しい状況に追い込まれながらも、予選をオール3連対でクリアし準優に進出。2着で優出を決めた準優後は「明日は2着の賞金で手を打つよ」と報道陣を笑わせたが、最後はきっちり主役の座まで上り詰めた。
この優勝で、SG・クラシック(3月16~21日・平和島)の出場権をゲット。「うれしい。精一杯頑張る」と現在9節連続優出中と、絶好調のベテランがSG戦線でも存在感を発揮する。
