【ボート】吉川が3回目の近畿チャンプ
「G1・第59回近畿地区選手権競走」(11日・尼崎ボート)
断然の人気を背負った1号艇の吉川元浩(43)=兵庫・79期・A1=が、インから逃げ切り圧勝。近畿地区選は2009年(三国)以来3回目、G1は14年2月住之江周年以来、16回目の優勝で、SG・ボートレースクラシック(3月16~21日・平和島)の出場権を手にした。2着は向所浩二、3着には松井繁が入った。
吉川が冷静なハンドルさばきで強豪ひしめく近畿地区の頂点に立った。進入はゆったりとした枠なりの3対3。「G1優勝というより、優勝自体久しぶりだったので、緊張した」というSはインからコンマ17の2番手S。「(5コーストップSの向所が)見えたので、スピードを持って回った」と1Mを堂々と先マイで2番手以下を引き離した。「準優からしっかり調整できたし、自信を持って行けた」と力強くVゴールを駆け抜けた。
この優勝でSGボートレースクラシックの出場権もゲット。「行けると思わなかった。もうけましたね。昨年はFで苦しんだけど、年末から調子も上向いてきた。地元で勝てたし、今年の年末に向けてリズムに乗って行きたい」とキッパリ。次節は20日からのG1・太閤賞。14年に制した相性のいいタイトルで勢いを加速させ、今年最初のSGに殴り込みをかけるつもりだ。